1.月忌参り【月ごとのお勤め】(10~15分程度)
亡くなった日付と同じ日にちを1月~12月ごとにご自宅又はお寺、お墓前でお勤めします。お布施は施主家のお寺へのお気持ちを包んでご用意下さい。日にちについては施主家のご事情に合わせてお勤めできます。
2.祥月月忌参り【正当日のお勤め】(15分程度)
亡くなった同じ日にちの祥月命日供養。こちらは月忌参りと同じようなお勤めです。お布施も施主家のお寺へのお気持ちを包んでご用意下さい。
3.年忌供養【決まった年数ごとに行うご供養】(25~30分程度)
一周忌(亡くなって1年)、三回忌(亡くなって2年)の年回供養のことです。亡くなった日にちと同じにしたり、少し早い亡くなった前の月にするなど施主家のご都合に合わせてお勤めできます。先送り(年忌を先延ばしすること)は縁起が良くありませんのでご相談等は早めにお寺までご連絡ください。二霊位、三霊位以上で施主家のご都合の良い日時で合斎法要としてお勤めも出来ます。法事を行う場所はご自宅、どこかの斎場を借りる、お寺の本堂(当寺は会場費1万円)でお勤めが出来ます。お布施は3万円から5万円の間でお包み下さい。
4.仏壇、位牌、お墓の魂抜き/魂入れ(20~25分程度)
お仏壇はお寺の本堂を小さくしたもので仏様の世界となっておりお魂を入れて安置することでお祀りできます。位牌は故人の方のあちら側〔あの世〕とよばれる所でのお名前ですのでそこに各宗派の僧侶からお魂を入れることで仏壇に安置出来ます。お墓は生きている我々がご先祖様をご供養する為の大切な清浄な聖地です。そこにもやはりお魂を入れてあげることでご先祖様はそこから家族のそばまで行って様子を伺うことも、ご家族が墓地へ来るのを待つこともできる安心できる場所です。これはお寺が管理運営する境内墓地、会社等が管理運営している霊園どこでも同じです。
なので仏壇、位牌、お墓を改葬・移葬・お焚き上げ・処分などする際、まずはご自分の宗旨の各宗派の僧侶に依頼してお魂を抜いてから仏壇屋さんやお寺さん等に引き取り処分をしてもらいます。いずれの仏壇・位牌・お墓終いは事前に管理運営している所に相談又は連絡が必要になります。撤去の日程はどう決めるのか、お勤めは日時や場所はどうするのか、また管理料を滞納していた場合はその分を納めてくださいと言われる場合があります。各種寺院による境内墓地の場合ではこれまでお寺とのお付き合い等も含めての「離檀料」を納めて下さいという所もあります。これはその地域のお寺やその時の住職又は代表管理者、そこの護持役員会の運営方針により違いますのであらかじめ確認しておくと後々のトラブルを防げます。いずれにしてもまずはご相談・ご連絡が必要になります。
5.棚経参り【お盆・お彼岸・正月のお勤め】(10~15分程度)
7月・8月のお盆、3月・9月の彼岸、元旦からの三が日、この時にご自宅、お寺の本堂、お墓前でのお勤めになります。ご先祖様のご供養をさせて頂きます。当寺檀信徒はもちろんの事、一般の方でもお勤めしてほしいという方はまずはお寺までご連絡・ご相談をお電話やお手紙やFAX、直接相談に来られても構いません。当寺では随時受け付けております。その際、様々なご相談も承ります。