写真一枚目 真ん中が私です。
先日、3月9日(土)、3月10日(日)の二日間、教区寺院の晋山結制大法要に私は「書記」という「首座『しゅそ』(修行中大衆の長)」という新命和尚様(新しいご住職様)に次いで大事な配役のお方と「辨事『べんじ』」というお役を補佐する配役で御随喜させてもらいました。
今回の首座さんはまだ22歳の学生でしたので今年の一月からではありますが合掌などの三進退、お拝、進退を全て指導させてもらいました。まだまだ学生とあって若さがある元気でこちらが指導した事を一生懸命理解して、分からない事があればきちんと私に聞いてくれたりしました。ただ、私も書記という事で指導にいささか熱が入り、少し怖いと思われたかもしれません。それでも、しっかりと踏ん張ってくれたお陰で無事、法戦式は大円成しました!
辨事さんは今回、12歳の小学生でしたが一生懸命、口上を暗記されて進退もしっかりとされていました。
法戦式の問答ではお二人とも馴らしの時よりも素晴らしいお声を本堂内に響かせました。まさに獅子吼でありました。
また今回、ご随喜させて頂いたお寺さんは私の師匠とは深いご縁がありました。今回、新命和尚さまへの問答では私は次のように問答をさせてもらいました。
「新命和尚さま、此度の晋山結制大法要誠におめでとうございます。私が得度をしたさい、新命和尚さまにお坊さんの作法を教えてもらいました。誠にありがとうございます。新命和尚様に問います。瑩山禅師曰く【人人悉く道器なり】人は元来、かけがえのない存在であり、ひとりひとり輝ける人生を送ることができると説かれています。本日、首座を務めますお弟子さんであるTさん、本日お集りの皆さまにどのようにしたら人生を輝かせられるのか一つお示しください。」
そうしましたら新命和尚様からお答えをいただきましたので
私が「Jさん、おめでとうございます!」と言いました
すると、新命和尚様よりさらに一句お言葉をもらいました。
「お師匠様の闘病平癒、ご祈念申し上げます。」
私は涙をこらえながら小さな声でこう返答致しました。
「ありがとうございます。」
ありがたいご縁に報恩感謝です。
吉祥、吉祥、大吉祥!!
合掌